加藤紘一オフィシャルサイト

11月28日正午より「漂流・漂着物対策特別委員会」の2回目が開かれました。 各省庁を招いてヒアリングを行い、対策について協議をしました。また、10年以上前からNGOとして海岸クリーンアップ活動をしているNPO「JEAN」の代理として、酒田市のNPO「パートナーシップ」の金子氏から現状報告が行われました。

一般的に、日本の海岸に漂着するゴミは海外からのもの、というイメージがありますが、実は日本国内から出たものが約7割を占めています(対馬を除く)。河川の上流で捨てられたものが流れに流れて海に出て、それが海岸に漂着してしまうのです。こうした漂流・漂着ゴミには予算がつかないため、処理する自治体にはかなりの負担になっているのが現実です。

問題は国内だけにとどまりません。日本製の容器などが海流に乗って外国の海岸に漂着するという事例も報告されていますし、ゴミが海で漂流するうちにミクロン単位まで破砕され、それを魚が食べてしまったり、またその魚を鳥が食べたりなど、二次汚染も心配されています。
国民に広くこの問題に対する情報を伝え、1人ひとりにゴミの処理に対する意識を高めてもらうためにも、この活動をがんばっていきます。
今回は、NHK山形が取材に入りました。12月13日(水)18:00~のNHKニュース(ローカル版)で報道される予定です。