7月28日、29日、30日と、東京からの友人を案内して鶴岡市白山(しらやま)地区の枝豆地帯を歩いてきました。早い枝豆の圃場(ほじょう)で収穫作業が行われていて、ネット小売り販売用の小分け作業も行われていました。視察の最後には、採れたての枝豆をご馳走になってきました。
今年の夏は日照時間が少ないのが気にかかっています。正直なところ、8月下旬の白山で収穫されるだだ茶豆は、ワインでいえばフランスのブルゴーニュ地方のロマネコンティのような存在です。農家の方いわく、8月下旬に間に合うか、それが最後の勝負になるとのことでした。それまでに太陽が照るかどうか、空から目が離せない日が続いています。
米はまあまあの生育状況ですが、やはりこちらも若干日照不足の影響が心配されるところです。
日本は近年、全国的に大雨の被害が起きていて、山形でも羽越線の崖崩れ事故などがありましたが、それでも幸いなことに、私の選挙区あたりは被害甚大、という状況にまではいっていないこともあり、少々呑気に構え過ぎかなぁ……とも思います。山形に夏の太陽が降り注ぐことを、心から祈っています。
ところで今、私が山形の農家のみなさんに伝えたいのは、「品目横断的経営安定政策」という新しい政策が来年度から実施されることについてです。きっと、農協が中心となって、大変な議論が起きていることでしょう。
この新政策について、なかなか理解が広がらないのですが、私はこれが“本来あるべき姿”だと思っています。私の意見を述べましょう。
「品目横断的経営安定政策」は、米、麦、大豆、てん菜、でん粉原料用馬鈴薯の土地利用型農業の活性化を図るために作られました。かいつまんで言えば、4ha以上の経営者に対して、その耕作面積に応じた支援額が支払われるというものです。これには、請負耕作も計算に入れてもいいことになっていますが、どうもそういったことが十分理解されていないように思います。
日本の農業は弱いと言われますが、1軒あたりの面積が少ないからです。しかも、土地を広く使う米、麦、大豆などで、なかなか利益が上がらない。そんな中で、すべての米づくり農家の面倒をみようと、日本は何十年もやってきました。その結果、日本の米づくりは危機的状況です。特に、専業農家が先にダメになっていきました。今度の施策は、専業農家が救われる政策なのだということを、わかっていただきたいのです。
第2に、その他の野菜や果樹を扱っている農家の人が心配をする必要も、まったくありません。従来通りやっていればいいのです。
また、農家がガソリンスタンドや工場勤めやらの片手間に、年老いた親の一反の田畑を手伝っている人も多いでしょう。この人たちも「やめなければいけないのだろうか?」などと考える必要はありません。もちろん続けていいのです。ただ、今後、米や大豆といった値段の付き方が難しい作物が乱高下したときに、そうした品目を扱う大規模農家を安定させるための基金を設けたわけで、小規模農家や、それ以外の農作物を扱う農家は、その対象から外れるというだけの話です。
小沢一郎さんが、「すべての農家に補助金を」と言っていますが、WTOで自由化されても、その分12兆の税金を投じて払ってあげるというのでしょうか。私に言わせればデタラメです。そんな政策で、農家が自分たちの農業に自尊心を持てるわけがありません。民主党の政策がいかに荒っぽいものか、みなさんもよく見てみてください。 |