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『なまごえプロジェクト』のふるさと対話を知ってますか?
平成22年3月27日

このメッセージはテキストのみとなります。

私たち政治家にとって、国民一人ひとりの“なまごえ”がいかに大切か、という話をさせてください。

昨年の衆議院選挙直前、私は小泉チルドレンの何人かと、いろいろな政策論争をしました。そして「地域の再構築と再生がポイントだ」という結論になり、その流れで「車座キャラバン」を行って全国行脚をしました。非常に楽しかったです。結果として自民党は敗北し、政権交代しました。そんな昨年12月、自民党が嫌われている理由のひとつとして、我々の目線が高く、地域の現場から感覚がズレてしまっていたのではないかという指摘が多数出ました。

もうひとつ。かつての私の同志である中村喜四郎氏が、自民党と統一会派を組むことになりました。この中村氏はすごい人です。94年にゼネコン汚職疑惑事件で起訴され、有罪判決を受け、服役してから今日までに16年。この間、彼には5度の小選挙区での試練がありました。1回目、2回目は無所属、支持団体ゼロ。しかも「刑事被告人」の名義付きで彼は当選しました。3回目は服役中で立候補できませんでしたが、刑期完了後に4回目、5回目とまた当選しました。この馬力は相当なものです。今、農協が離れた、医師連が離れたとオタオタしている自民党の現役には、爪の垢を煎じて飲んでほしいものです。
その中村氏からじっくり話を聞いたところ、要するに彼は伝道師のようなことを過去16年やったということです。後援会は20人規模以上は作らない。彼自身が直接有権者と結びついて話を聞く。そして自分の裁判に関する記録や主張をパンフレットにまとめ、「よく読んでください」と言って渡しながら、他の政策も伝えていく……。自分が無罪であると今でも信じているからこそ、それができるのだろうし、その気迫はすごいものです。

さらにもうひとつ。前回の選挙前、解散から告示までに約1カ月のタイムラグがありました。私はその間、選挙区内の限界集落を60カ所ほど回りました。その後、あちこちで「加藤さんは細かいところまで回っているようですね」と言われたのです。山奥で5人を相手に話したことが、いつの間にか選挙区内全域に伝わっている。
政治家は、ともすれば300人、500人の集会を開き、一方的に演説をして悦に入りがちですが、やはり丹念なコミュニケーションが重要なのです。それは効率は悪いです。しかし、その会の楽しさや心の通じ合いを、人は伝えてくれます。今、自民党にはそれが必要なのです。

私のこの考えに対して、大島幹事長が即座にその重要性を理解してくれて、年末から『なまごえプロジェクト』のなかの『ふるさと対話』として活動が始まりました。ベテラン議員と若手議員が2人で組んで自分の選挙区と違うところに入って行く。たとえば麻生太郎前総理は、奈良県の十津川という空港から往復6時間の山間の集落に行って、たった3人を相手に1時間半話をしてきました。森喜朗氏は雪降る長野の山村に行って話してきました。中堅も若手もみな「行ってよかった」と喜んで帰ってきます。
我々が欲しているのは、地域の人々との話し合いの場です。同じ人数で首長ばかりでは意味がありません。そんな対話集会です。
3月25日で合計100カ所をまわることになります。そしてこのたび、自民党のHPからでも申込を受け付けることにしました(自由民主党 なまごえ.com http://www.jimin.jp/namagoe/)。5人以上人が集まるところなら全国どこでも、国会議員が2人組で話を聞きに行きます。ぜひ申し込んでください。
時期によっては、申込まれてから実現するまでに2、3週間かかるかもしれません。特に国会中は火〜金は難しいのですが、土、日、月で都合をつけて行きます。
対話することによって、再生への皮膚感覚を少しでも養えればいいと思います。まだ確信はないままですが、何かを見つけ出したいと思って議員たちは今、全国あちこちに歩みを進めています。

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