9月5日から7日まで足かけ3日間ですが、現実には45時間の滞在という北京旅行に行ってきました。日中友好協会の会長として団を率いて胡錦涛国家主席に会い、それから唐家セン(とうかせん)、戴秉国(たいへいこく)、外務大臣の楊潔チー(ゆけっき)さん、それから6者会談の議長を務めております古い昔からの付き合いの武大偉(ぶだいい)外務次官など数多くの人に、そうですね8人ぐらいの人に、それぞれ短時間であったり、食事をしながら、いろんな意見交換をしてきました。なかなか効率的な、実りの多い訪中になりました。
胡錦涛氏とは、主に経済関係のことを話してみたかったんです。オリンピック後の中国経済はどうなるのか。これに対して胡錦涛氏は「オリンピック関係と言っても中国経済の4%に当たる部分なので、仮にそこが少しダウンしても大きなことにはならない」と、インフレの抑制というのと景気刺激と、この両方をうまくやっていきたいということを言っておりました。でもここが本当にうまく出来るかどうかは、今中国の政治の中で一番重要なことのようで、多大な関心が各方面から寄せられているようでした。
それから私は、今年の後半から来年の始めにかけて、アメリカの経済が大変なことになりそうだと、そしてアメリカのドルの信用が落ちそうだと。そうした時にアメリカとしてはドルをいっぱい持っている・・・そうですねアラブの産油国、中国、日本。この3つが、結局はアメリカを助けるか助けないかということによって、国際経済・国際金融は不安定になるんだけれども、そこをどう思っているか、ということを聞きました。
日本としては最終的には政治的に困難だけれども、アメリカを助けざるを得ないことになるんだと思う、と言って彼の意見を促したのですが、まあ意外にはっきりとですね、中国としては日米中3カ国、相談しながら国際経済の安定ということにしっかりと力を尽くしていきたいというふうに言ってました。
で、この質問をしますよってことは、その前の日に、胡錦涛さんに会う前の日にですね、外務省なんかにそう伝えておいて「そういう質問しますからね」と言いましたら、外務省の人などは、胡錦涛氏は今、そこが一番関心事で充分考えたり勉強しているんで、別に我々が加藤さんとの会談の資料を渡さなくてもいいように思うとまで言ってましたが、まああの胡錦涛主席はですね、だいぶ考えていたらしくて、本当にかなり身の入った答弁を私にしておりました。
会談が終わった後、本当にお互いに充分率直に話し合えたなぁという感じで、今後、いろんな今までの人脈をしっかりと固めるとともに、日中友好協会の会長にもなりましたので、さらに一層いろんな付き合いの幅を広げて、特に経済方面でも中国経済の、そう血の流れ、体温みたいなものがわかるような勉強をしていきたいなと思ってます。
さて国会の方は、総裁選挙が今日から始まりました。5人の立候補です。それぞれいろんな観点で「経済論争になる」と新聞では書かれてますが、一番注目の与謝野さんは「消費税問題を避けて討論しない」ということになったようです。一方、年金問題では、まあ麻生さんが「税金方式」といいまして年金代を集めなくていい、基礎年金1年80万円ぐらいは税金で払った方が簡単でわかりやすい、という論文を出しておったんですが、私はご承知の通り、それは出来る話ではないということを言い続けてきましたけれども、案の定、今度の総裁立候補の公約の中には「年金の税方式」というのはスポンと落とされたようです。
いろんな方からのアドバイスがあったんでしょうけれども、いずれにしても政治家は発言するときには少なくとも1年か2年は通用するという覚悟で、こういう重要な問題は発言すべきだなぁと改めて思いました。明日、立ち会い演説会があるようです。5人の方の意見を聞いて、私は自分の一票を誰に入れるか決めたい、こう思ってます。
またいずれご報告します。