冷凍食品のギョーザに薬物が混入していたという今回の騒動については、自民党の中にさっそく『輸入食品の安全性に関する緊急対策本部』ができました。私も農業・食糧という観点から検討してほしいという要請を受け、その会の顧問として参加することになり、第1回の会合にも出席ました。
私としては、個人的には日中関係に強く関心があります。判断を誤ると、取り返しのつかない感情問題になりかねませんから、日々必死に情報を集めています。
私のなかには、中国における対日輸出用の食品加工の世界では、極めて神経質に商品管理をしているという認識があります。問題のギョーザを製造していた天洋食品も、その例に漏れずきちんとやっているということは十分に考えられます。
昨年のゴールデンウィーク、山崎拓さんと私とでやっている『自民党アジア外交・安保ビジョン研究会』(通称『アビ研』)で、中国吉林省の延辺朝鮮族自治区・延吉を訪れ、日本向けのおつまみを作っている工場を見学してきたことは、このHPで2回にわたりご報告しました。
・「今回の中国・韓国訪問の目的とは」2007年4月27日掲載
http://www.katokoichi.org/videomsg/2007/070427_1.html
・「とらわれず、したたかな外交を〜中国、韓国訪問を終えて〜」2007年5月9日掲載
http://www.katokoichi.org/videomsg/2007/070509.html
今回の事件を知ったとき、とっさにあのときのことが思い出されました。基本的に工場での衛生管理は徹底的にやっているはずですし、しかも今回は双日という日本の大企業も絡んでいます。今までのところ、私の印象は「これは“事件”という類の出来事じゃないか」というものです。
そうだとしたら、それはいつ、どこで起きたのか。これは日中双方の政府が全力を挙げて、できるだけ慎重に、客観的に、お互いを傷つけ合わないように、あまり感情的な反発がないように対処しなければならないと思っています。
まず、事実究明が先。しかしそれにしても、日本人の食卓と家庭生活にとんでもなく大きな影響を及ぼす事件が起こったものだと思います。