年の瀬も押し迫って来ましたけど、お元気のことと存じます。今年1年は大変忙しい緊張した年でした
どうも小泉政治、安部政治、ともに市場原理、マーケットメカニズムを重要視し改革を叫ぶのは良いんですけれども、取り残されたと思う人、取り残されたと思う地域がどんどん拡大して不満が貯まっていくのがよく感じられました。そういう中で参議院選挙は大きく敗北いたしました。私にとりましては、その安部総理がその選挙の結果を充分に感じることなく続投したことはショックでした。あの投票が決まった夜、このまま続投すると安部さんもそして自民党もズタズタになってしまう恐れがあるということを言いました。それから約1ヶ月あまり、ある日突然安部さんは辞めるということを言いました。やむを得なかった、当然のことだと思います。その安部さんが、そしてその前の小泉政治の5年間が地方に残したもの、それは大きな傷跡です。保守党というものは地域を大切にし、その中で生まれてくるリーダーシップの上にのっかっている政党です。地域をズタズタにしますと、自民党も大きな傷を負います。特に農村地帯はその傾向が強いです。
9月の24〜25日でしたか、福田内閣に変わりました。良かったと思っています。そして少し落ち着いた、安心感、信頼感の持てる“安らぎの内閣”という感じに成りましたが、しかし自民党を取り巻く状況は非常に厳しいです。福田さん自身、立候補する時に「ここで総理になることは貧乏くじを引くことになるかもしれない」ということを言いながら立候補したわけですが、テロ特措法にしても、そして民主党の攻撃にしても、かなり厳しいものがあり、そこに防衛庁の問題があります。今、福田内閣は支持率の低迷に非常に苦しんでますけれども、是非しっかりとがんばって欲しいと思ってますし、支えていこう、こんな気持ちでおります。
地方が大きく疲弊している中で、選挙が終わった後なんですけれども、農協組織の販売グループ「全農」というところが、来年のお米は今年に比べて一俵3000円安くなるというような印象を与える発表をしてしまいました。それ以来、お米をめぐって農村地域はパニックです。実はこれまで2〜3ヵ月はその問題の修理に、私は一生懸命働いてきました。私も農林関係の仕事をしたのは十数年前なんですけれども、その後現場を離れてました。しかし松岡さんの自殺、そして赤城さんの事件などなど、大臣が何人か替わるという状況の中で農業政策の現場に手伝いに戻って欲しいと言われて、今、総合農政調査会の最高顧問という名前で米の問題に取り組んでいます。農家の過剰生産、減反破りというものがお米の値段を下げている主な原因であるということを、農家自身にわかってもらうように、八郎潟に行ったり、自分の選挙区で一生懸命説明したり、九州に行ったりしております。少しは落ち着いて来たかなぁと、米の値段についてはそう思ってますけれども、しかし、この農村地帯の動揺はそうまだ簡単に治まってません。
そういうところに、農家一軒一軒にお金配って回るみたいな印象を与える民主党の小沢さんの政策というのは、非常に筋が悪いと私は思います。両方とも減反はするのですし、減反しない所にはいろんな意味の政府の援助はしないというのは同じなんですから、選挙目当ての農業政策の言い合いは決して地域社会や農家のために良くないと思います。
さて、来年はどんな年になるか、政治的にはおそらく波瀾万丈の1年になると思います。選挙はたぶん早ければ予算成立後の5月・6月、福田総理としては当然のことながらサミットが終わった後の秋口が一番早い可能性と思ってますが、内閣の力と野党の力、そしてそれを取り巻くいろんな経済状況などで今のところ、予想がつきません。
この間、年金の問題についていろんな騒ぎがありましたが、5000万件を全部一人一人確認してお渡しするということはご当人の申し出がないとなかなか難しいことだ、ということは何度もこのホームページで申し上げたんですが、その通りになってきました。やっぱり率直に国民の皆様の協力を求めながら5000万件の突合、名寄せしていく、それでなければなかなか出来ないなあと思っています。
来年一つだけ気になることは、サブプライム問題という、まあアメリカの住宅金融問題に端を発した世界的な金融界の混乱がさらに大きくなるんじゃないかという気がします。で、日本でテロ問題の法案だとか、道路財源の暫定税率の問題だとか、民主と自民のけんかだとかやってる間に、世界的に日本も巻き込んでしまうような大きな金融の混乱の波が来る可能性というのも実は2〜3割考えておかなきゃいかんのじゃないかと思います。
いずれにしても来年はフルに活動せざるを得ない1年になると思いますので、一生懸命頑張ります。また万が一、早めの選挙になったらご支援をよろしくお願いしなきゃならない、来年になるかもしれません。どうぞよろしく。
新年が皆様にとっては良い年でありますように、心からお祈りいたします。一年中ありがとうございました。