「逆転国会」「07年体制」といわれる国会が、10日に幕を開けます。新しい政治構造が始まりました。参議院の過半数割れは前にもありましたが、そのときには新自由クラブとか、民社党、まだ野党であった公明党といった中間バッファーとしての政党がありました。今度はその部分がすべてなくなって、自公VS民主という骨と骨とのぶつかりあいになりますので、大変なことだと思います。
しかし、アメリカでも大統領と上院は共和党だが、下院は民主党などという場合もあります。二院制である以上、ねじれというのはあり得ることなのです。逆に、常に衆参の選挙結果が同じなのであれば、二院制にする意味はありません。
さて、このときに両方が政党間の話し合いで国会を進めていくのか、それともあくまでも対決していくのか、ここが問題です。今、「小沢さんは政党間の話し合い、細かな政策論争はさせない。若手はともかくそういう論争をしてしまうが、それでは政局にならないという発想のようだ」ということが、新聞に書かれていました。しかし、いずれそれは限界がくるのではないかと思います。
有権者も、参院における与野党逆等に始まるダイナミックなドラマを見たいと思うと同時に、国民のための政策は話し合いでという、ないものねだりのところがあるのではないでしょうか。基本的には話し合いができなければいけません。そうでないと、小沢さんは「参議院で数の横暴」という批判を受けることになるでしょう。
いずれにせよ、新しい政治状況のなかで、1人ひとりの国会議員が判断を求められ、悩むケースは多くなるでしょうが、政治は成熟するでしょう。