ごぶさたしております。27日から私は、山崎拓先生以下、合計9人のメンバーで中国そして韓国の旅に行ってきます。私たちがやっております「アジアビジョン研究会」の主要なメンバーで行くのですが、中国では北京に行くだけではなくって、吉林省の延辺朝鮮族自治区と言うんですが、北朝鮮の北の方で、中国ではあるけれども朝鮮族の人たちが数百万人生活している、その中心地・延吉という所に行ってきます。
こう言うと何か北朝鮮から国境を越えて難民・脱北者として行った人たちが、何かバラックで暗い顔して生活している場所、“何も好きこのんでそんな所に行かなくても”というふうに思われるかもしれません。日本のマスコミではそういう印象が多いのですが、実は私は議員を辞めて浪人中、一度その地域に行ってみました。驚きました。極めて経済が発展して地元の人たちも元気いっぱい明るいんですね。で、朝鮮族の人たちですから、当然、朝鮮語を話します。と同時に中国ですから、中国語が当然、日常の言葉ですからベラベラ。そして驚いたことに昔の、戦前の影響でしょうか、日本語を話す人がやたらと多いんです。だから言うなれば、日・中・朝、この三国の言葉を完璧に話すトリリンガルの人たちがわんさわんさといる所で、日本からの企業が進出して下請け作業したり、それからまあ簡単に言えば、日本のお弁当屋さんなんかが比較的安い食材を使う場合に、がんもどきだとか、ちょっとしたみりんだとか、それからちょっとした食材のそばに添える、例えばその簡単な竹を切ったような弁当に入っているようなのありますね。ああいうものなんかを全部そこで作って日本に送っているという、そういう地域でした。また、簡単な設計はインターネットで延吉に送ると、日本語の全てわかるものですから簡単な設計図はそこで大量にやっちゃうと。もちろん、非常に難しいデザインの必要なような設計は、日本の設計士さんがやるんですけれども、設計の下請けを外国でやっているというところまでありまして、おもしろい所です。もちろん、簡単に安いファッションのシャツ、それからユニフォーム、そんなものはどんどんどんどん作って、まあ日本の一部みたいな、いや日本経済の一部みたいな、そんな状況になっている明るい所です。
国境のぎりぎりまでありまして、ちょっと越えると北朝鮮、そんなところなんですが、なぜ私たちがここに行くかといいますと、今、日本の外交の中心はやはり、六者会談でこのアジア、特に北東アジアの動向が今後どうなるかが注目の的なんですが、その現場を見てみたい。特に中国が北朝鮮に対してどういう影響力を持つか、そしてどこに遠慮があるのか、その背景になるのがこの国境地帯のいろんな配慮というものがあるのかなぁと思ったりしています。
昔、たぶん高句麗といった地域です。大化の改新、聖徳太子や中大兄皇子なんかがいろいろやりとりした時代に高句麗という国があったんですが、そこは今、中国の人たちは中国の領土であったと言って、中国の国の歴史研究会はそういう見解を出している。これを発表するという動きになったんで韓国が大騒ぎになって大反対しているわけですが、ある意味じゃ我々の北方領土をめぐる戦いなんかよりも、もっともっと激しい広大な、そして根の深い、歴史的な広がりのある、深みのある、韓国と北朝鮮の、いや朝鮮半島と中国の問題を含んでいる所だと言えます。そこに行って、日本語を話しながら焼き肉かなんかを食べてこよう。そんな旅に行ってきます。
帰りにはソウルに寄って2泊してきますが、近々行われます韓国の大統領選挙のハンナラ党、ウリ党、双方の有力候補4人にできれば会ってみたいなと思っております。まあこれでたぶん私は、ソウルに於ける、いや間違いました、マカオに於ける例の銀行の北朝鮮口座の返還がうまく行きますと、ミョンビョンにおける核施設停止についての初期的な動き、特にIAEAの査察官を北朝鮮が招き入れて検査に応じるという動きになるだろうと思うんですが、そのあと、日本もこの核廃棄に向けての六者の会談でいわゆる「拉致問題」と「核」、これを切り離せるかどうか、切り離すことを諸外国から要求されるかどうか、そういう非常に微妙な時期になりますので、ゴールデンウィークの間にそこを見てきたい。そんなつもりで旅に行ってきます。また報告します。