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総裁選に思う
2006年9月21日
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20日の開票の結果、予想通り安倍さんが6割を超える票を取って当選しました。それほどの得票だったのに、安倍陣営から喜びの大きな拍手が沸くことはありませんでした。おそらく、もっと多くの票を期待していたのでしょう。

しかし、総裁選はもちろんのこと、どんな選挙でも6割を超す得票というのは、圧倒的です。6割5分を超えたら、それは“超”圧倒的、7割を超したら、それはもはや“独裁”状態という異常な事態です。やはり、麻生136、谷垣102の獲得票があったというのは、自民党のために良かったと思います。

麻生さんは巧みな弁舌と、日本青年会議所(40年にわたる活動を通じて)で票を伸ばしたし、谷垣さんはといえば、陣営もおっと驚くような議員票を獲得しました。おそらくその中の20票は、誰が入れたのか分からない票で、投票した議員も将来にわたってそのことを黙っているものと思われます。議員個々人にはアジア外交だとか、格差問題など、さまざまな想いがあっても、敢えて強く主張することなく派閥ごとに安倍さんに流れていった中で、やはりその想いに素直に従った議員の行動が、麻生、谷垣両氏の善戦につながったのでしょう。自民党にも、少しバランス感覚が戻ってきたようです。

さて、新政権に期待することはといえば、21世紀はアジアの経済と文化活動が非常に面白い発展を遂げることは確実でしょう。ここでアジアの中心プレーヤーである日中・日韓がにらみあっていては、ノーベル平和賞を受賞したケニアの副環境相ワンガリ・マータイさんじゃありませんが、「もったいない」話です。4、5年前まではうまくいっていたのですから。原因は「靖国問題」とハッキリしています。これを何とかしてほしいものです。

また、ワーキングプアや自殺者の増加でも分かるとおり、経済優先、競争原理主導でひずみが出てきています。本当に競争原理だけでいいのかを、もう一度突き詰めて考える政権であってくれることを期待します。