18日に国会が終わって、今日で4日目になります。この議員会館の中では議員の行き交う数も少なくなり、そしてシーンとした、何か、そう政治が終わったようなそんな雰囲気になっています。なぜかと言いますと、今度の国会がまだまだ続くだろうと与野党の議員も全部本音でそう思っていたんですけれども、それが突然、総理大臣の判断でもう終えてしまうということになったからです。
いろんな事が取り沙汰されています。その背景について、いろんな推測がなされています。「いやぁ、総裁選挙で安倍晋三氏を有利にするためだ」とか、「いや、突然大きなサプライズ、ハプニングをこれから外交面でやるための国会閉会だ」とか、いろんなことを言われていますけれども、わかりません。まぁ、小泉首相としては5年あまり総理をやって、少しエネルギーが切れたのかもしれません。
このあいだ最後の総務会で、私は「この国会をやめてしまうことをちゃんと国民に説明しないといけない」という発言をしました。これに対して中川政調会長が、「いろいろ我々が法案を出しても、小沢一郎氏が全部それを潰してしまう。国民投票法案、共謀罪に関する法案、教育基本法……。本来、与野党が十分審議して合意に至る可能性がある法案なのに、小沢氏の民主党は、最近どれもみんな反対にまわってしまうので、だから閉じる」という趣旨のことを言ってましたけれども、やはりここにも小沢神話に対する恐れみたいなものを感じます。
小泉首相にも、その影を感じます。小沢一郎氏が民主党党首になってから、何となく「小沢さんが怖い」というような感じになっていますが、もう最初からそれでは、これからポスト小泉に誰がなっても、来年の参議院に向かっても、自民党の先が思いやられるような感じがします。堂々と議論すれば小沢一郎さんと言ったって何にも怖くはないし、また、彼の論点の良いところは良いところ、悪いところは悪いところで堂々と議論すれば良いのに、どうしたことなのかなぁ。やはり田中政治、強烈だった頃のトラウマがまだ残っているのかなぁという感じがします。
さて、ポスト小泉をめぐっての動きですが、毎日のように新聞に同じことが書かれていますが進歩はありません。焦点は小泉・安倍陣営の対抗代表と対抗軸と思われています福田康夫さんが本当に立候補するかどうかに、焦点はすべて当たっています。私は今、総裁公選をめぐってアジェンダセッティング――つまりアジア外交の問題と格差問題を論じなければならないという「問題」の設定は出来ているんですから、やはりここでしっかりとした二大対決というような論争が行われなければいけないと思っています。その片方として期待されている福田さんですから、是非早めに決断をしないと、だんだん安倍さんとの差が広がっていくんではないかと心配しています。まあ、これから2〜3週間がそのひとつの山だと思うんですが、今この日本は、大いなる論争が求められています。それを自民党がしっかりやらなければ、来年の参議院で、私は意外な結果を招く可能性もあると危惧しています。