明けましておめでとうございます。新年はどういうことが政治の課題になるでしょうか。もちろんポスト小泉をめぐって、Aさんが良い、Bさんが良い、Cさんが良い、いろいろ毎日のように記事が出てくるでしょう。しかしそれよりも、この日本の政治が今、問われ始めたのは何かという論点の方が重要ではないかと思います。
「小竹中」という言葉が最近、永田町の中で言われています。小泉首相、竹中大臣、そして中川秀直政調会長。この三人だけで今、政治をしているのではないか。そしてその政治の中心は新自由主義といいますか、マーケットメカニズム、競争原理で、そして努力した者が報われる、そういう部分を全面に出そうとしている政治であり、政策です。しかし競争の結果、二つのことが問題になっています。それはあまり能力がないと言ってしまえばそうなんでしょうけれども、よほどの才覚のある人でない限り、この世の中うまくやっていけないんではないかという、あまりにも弱肉強食の風潮が強いというふうに皆が思い始めていることです。
それからもう一つ、景気は確かに良くなった、公共事業なんかを導入しないでもこの景気が良くなっていったという、特に株が良くなっていったということは小泉政策の大きな頑張った点だと思いますけれども、しかしその分だけ地方はかなりの疲弊をきたしています。そして一般国民の消費は伸びていません。なぜならば過去、7〜8年、1000兆に余る個人貯蓄に本来与えられるべき2%、20兆ぐらいの利子というものが銀行の不良債権処理やつぶれそうな企業の救済に当てられ、個人消費の方には回されていないからです。
やはり、そろそろ新年は完全な竹中政策路線、それに小泉さんと中川政調会長がバックアップしているような感じの今の政策ですが、それで良いのがどうかが問われる年だと思います。
そして去年の暮れのこのビデオメッセージで申しましたように、今、日本の社会の中ではとてもとても説明のできないような異常な事件が起きています。集団的な自殺、ネットで知り合った人たちの自殺なんですが、それとか京都の学習塾における大学生が小学校六年生の子を殺傷した事件、そして姉歯の事件、こういう社会現象の背景に何があるかを、そしてどうやったら一歩でも解決の道があり得るのかどうか、そこを政治が論じなければならない時だと思います。国民と対話をしなければならない、そういう時だと思います。小泉首相にも是非問題点のはぐらかしの答弁とか記者会見ではなくって、是非是非、国民とこの悩みを共有してそして解決の道を模索するという政治の姿勢を取り戻してもらいたいと思います。それが無い限り自民党でいろんなポスト小泉についての騒動があっても国民の目線は自民党から離れていくことになりかねないと危惧しています。新年はそれをしっかりと議論できるような流れを少しでも作れるように私も頑張っていきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。 |