昨日、自民党の総務会でイラク特措法の一年の延長が決まりました。ご承知のように今、サマワに自衛隊を派遣しているわけですが、もうそろそろ引き返したほうがいいのではないか、だからもう一年法律を延長して自衛隊が留まれるようにすることはもうやめたほうがいいのではないか、という気持ちが私の本音です。
しかし、ご承知のようにもう、このイラクの自衛隊問題は、ほぼ先が見えた話だと思っています。日本の政府のほうとアメリカの政府のほうで、たぶん内々には新年明けて、私は6月頃だろうと思うんですが、それまでには自衛隊も、特に陸上自衛隊は引くという話し合いを進めていると思います。
この一年の延長は、アメリカの関係から、まあある種の外交的な配慮で形を作っているだけ、ということでありますので、敢えてこの時点でもう決着がついて先の見えたことなので、大きな大きな反対の声を私は上げないで見ております。
それにしても、表は“復興支援”という名前ですけれども、実際上は“軍としての自衛隊にアメリカと共にイラクにいて欲しい”、これが今度のイラクに対する派遣問題の本質だったと思います。そしてアメリカが主張していた大量破壊兵器は一つも見つかりませんでした。アメリカのブッシュ政権が誤った判断をしたのです。
私はアメリカに一番多くの友人がいます。私にとってアメリカは青春時代を過ごした国でありますし、いい国です。アメリカを好きです。我々のいろんな部分にアメリカが入っています。いわゆる頭の中に、着る物に、そして日々の行動のパターンに入っています。ですから日米関係は、私は最も重要な二国間関係であると思います。
でも、現アメリカ・ブッシュ政権のやっていることをすべて認めて、間違いをもこっちで被ってあげる――それは必要のないことで、そういうプライドのない外交をとっている限り、日本の外交は力強くはなりません。
いろいろ難しい判断のここ3年ぐらいでしたけれども、自分なりに考えたことがそう間違いなかったと、間違いでなかったような結果になってきたことに、自分自身の自信を深めております。 |