事務所だより

▲ 「事務所だより」トップへ
平成20年7月3日(木)
日中友好協会の会長に就任

7月3日に日中友好協会の通常総会が開かれ、加藤が会長に選出されました。
総会後の懇親会には、崔天凱駐日中国大使も駆けつけてくださいました。
以下に、総会での会長就任あいさつの要旨をご紹介します。

─ 加藤紘一会長就任あいさつ ─

平山(郁夫)先生の後任として、会長という重責を担わせていただくことになり、大変な名誉であると同時に、この重い仕事をしっかりと実効の伴うものにしていかねばと覚悟を固めている。全国の会員の皆さまのご協力とご尽力を切にお願いしたい。

■ 平和への願い

 私が大学に入ったのは、日本の社会が外交問題で揺れた60年安保闘争の時代だったが、どうしてあれほどのエネルギーが噴出したのか、また、どうして多くの人々が社会的関心をもったのか。振り返ってみると、理由は二つに集約されるように思う。一つは平和でなければいけないという願い。もう一つはアジアの中での発展を考えるなら、日本はアジア諸国との関係をしっかり構築しなければならないということ。
 日本の針路はどうあるべきなのか、当時まだ20やそこらの若者に答えが出せるはずがないのだが、東京出身の同級生たちは割り切っていて、大学時代は左翼でいい、社会に出たら"右"になって良いポジションに就けばいいと言う。けれど、東北出身の、藤沢周平描く庄内藩士の末裔に属する私は、そういうことができない風土で育った。そして、中国を勉強しよう、中国とのかかわりを自分のライフワークにしようと決意して外務省に入った。

■ ライフワーク

 さまざまな出会いがあり、私も齢を重ねたが、以来、私は日中関係ということをずっと考え続けてきた。変わらずに日中関係は私のライフワークだ。
 再び戦わない。互いに経済発展しても円滑な両国関係であり得るようにしたい。互いがもっている尊敬すべき伝統文化をしっかり分かり合えるようにしたい。そんな気持ちでずっと活動してきた。

■ より前向きに

 会長という職をいただいたが、名誉職として座っているのではなく、できるだけ創造性豊かな活動を通して、日中関係をスムーズでいい関係にしたい。そして、その素地は、よく見ると日中双方にしっかりあると思う。ただ、いろいろなパーセプション・ギャップ(認識のずれ・解釈の違い)や誤解がある。これを解いていかなければいけない。
 簡単な仕事ではないが、国民のエネルギーが日中の良好な関係づくりのために発揮されて、アジアの素晴らしい関係を構築できるように頑張っていきたいと思う。しっかりとしたエネルギーを持って、アクティブにやっていきたい。創造的に日中関係をより前向きにしていくために心ひとつに頑張ってまいりましょう。 ※ 要旨出典:日中友好協会発行の新聞「日本と中国」