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加藤紘一がゆく!スケジュール&レポート


日時  場所 主催者
27

3月25日(日)
18:30〜20:30

高月コミュニテイーセンター
(滋賀県伊香郡高月町高月288-1)
ボランテイア組織「愛の助け合い塾」
katosikuru@hotmail.com
26
3月25日(日)
14:00〜16:00
グランキューブ大阪(大阪国際会議場)
701号会議室
(大阪府大阪市北区中之島5-3-51)
倫塾ワークショップ
workshop@ringjuku.ne.jp
25
3月25日(日)
10:00〜12:00
淡輪海浜会館
(大阪府泉南郡岬町淡輪4216-1)
岬町商工会青年部・部長黒崎康
misakis@skyblue.ocn.ne.jp


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レポート:第25〜27回・関西

■ 泉南郡岬町淡輪

3月25日、関西方面 に行って来ました。最初の訪問地は、大阪府泉南郡岬町淡輪というところ。関西空港から、大阪湾をまたぐスカイゲートブリッヂを渡り、湾岸を一気に南下して小一時間、大阪の最南端で、隣町はもう和歌山県です。ここは、沖合い浮かぶ関空に落ちる太陽が素晴らしく、最近、日本の夕陽「百選」に選ばれたとか。また、海岸の砂の質に恵まれているせいか、ビーチバレーのメッカとなっていて、全国大会や世界大会の競技会場を有しているといいます。

主催は岬町商工会青年部、町おこし運動に取り組んでいて、その勉強会の集まりを、私の行脚にリンクしてくれました。タイトルは、「日本の将来を真剣に考えよう」。場所は、淡輪海浜会館の講堂、参加者はおよそ60名。海に面 しているので、塩の香りが部屋の中まで染み透るようです。来る途中、狭い路地路地に、「加藤紘一氏来る」の看板が立てられていましたが、それはいずれも保守党のポスターの隣です。そういえば、ここは11月政局で、私とは違ったドラマを演じた、保守党の代議士さんの選挙区、これもなにかの縁でしょう。

「学生時代、お隣の和歌山県有田市のみかん畑で、2か月ばかり働いたことがある。勉学の方向に迷いが生じていたころで、肉体労働をすることによって、何かをつかもうとしていた。前後に30キロずつのみかん籠をかつぎ、日に15〜16回、300メートルの坂を運ぶという作業だった。一日も休まずやりとおして、1万7000円のバイト料をもらい、生まれて初めて、自分の稼いだカネで、替え上着を買った」。

私は、なつかしさのあまり、遠い思い出を語っていました。

「いま、世界が日本の政治に注目している。財政、金融改革をしないから、世界経済が悪くなったと、口実をつけられている。国際政治に通 用する政治をしなければだめだ。総裁選も、表紙だけでなく、中味も替えなければだめだ。そのためには、候補者が意見を述べ、党員の意思が反映できるようオープンにしなければならない」と、現下の重要問題について話をしました。 続いて、なぜいま行脚をしているか、その目的はなにかについて、こう語りました。「こうして直に対話をすることによって、お互いに相手の反応がわかる、これはテレビなどでは絶対に得られないことだ。国民、有権者の意見を直接聞くことによって、間違いない判断ができる。それも支持者ではなく、見ず知らずの無党派の方との交流が圧倒的に多い。このような行脚をしているのは、私だけだ。みなさんからいただくEメールが、私の財産」

さらに、「小さい力強い政府の実現」「科学技術立国」「アイデンティティの確立」の、この行脚で特に訴えている3つの政策について触れ、「日本人のコミュニティの原点を考えながら、この国のかたちをつくる、そのためにはまず、政治家と政治が変わらなければならない」と結びました。

その後、マスコミ取材陣が退出し、活発な質疑応答、対話がなされましたが、以下はその概要です。

Q: 小さい町だが、200ぐらいの町づくり組織がある。国の支援がほしい。
A: NPOの活動については、所得控除、寄付控除など、税制面 の援助措置をとることになった。ただ、国がやれとか、やるなとかいう性格のものではないし、行政の下請け機関にならないよう、配慮することも大切で、おのずから、国や行政の支援、援助にも限度が生じる。
   
Q: 金融の悪化、高齢化を考えると、年金問題が心配だ。
A: 民間に比べて、公的年金の方が得なのは自明だが、いまその、公的年金の信頼が低下している。この信用を回復することが急務だ。
   
Q: 郵政の民営化について、どう考えるか。
A: 官と民の中間の、公社化が2年後に決まっており、約束通 りにいけば、民営と同じになる。問題は、資金運用をどうするかと、遠隔地への郵便物の配達をどうするかだ。特定局の人がなぜ、民営化に反対するのかわからない。公の仕事をしているというプライドからだろうか。
   
Q: 汚職腐敗、教育荒廃、防衛問題、税金のムダ遣いなど、これ、一体どないなっとるねん、ということが多すぎる。
A: すべて信用のシステムがくずれてきているからだ。自自連立以来、数合わせで何とかなると、問題を先送りしてきたツケが、一挙に噴き出た感じだ。有権者、国民の選挙で決着つけるしかないところまできている。
   
Q: 最近話題の教科書問題について。
A: 戦争責任問題を、きちんと議論してこなかったからだ。一億総懺悔では済まない。天皇の責任論がネックだったが、それは輔弼の任にあたっていたものの責任ということでおさめればいい。中国も、A級戦犯のせいだということでいい、と言っている。
   
Q: 財政赤字解決の第一歩は。
A: 余計な借金はしないという覚悟を決めることと、情報公開だ。大蔵省は、もうやりくりできないと、オープンにした。問題は特殊法人の赤字がどのくらいあるかだ。
   
Q: 将来にむけての夢や明るい話は。
A: 人間にとって最後の欲望は、若い生命を育てることと、自然をエンジョイすることだと思う。私の夢は、外国に行って、日本に来たらボケが治る、目が見えるようになると、演説すること。
   
Q: 今後の経済見通しは。
A: 経済は秋に向けてもっと悪くなる。金融は目が離せない。与野党がけんかしていては、対処できない。
   
Q: 政局の展開は。
A: 一寸先は闇だ。小泉さんが出馬しなければ、国民にフラストレーションがたまる。誰も何も言えないのかということになる。自民党は大ピンチだ。残念ながら党内は驚くほどに問題の深刻さに気がついていない。でも、この国には賢い国民がいるから大丈夫だ。

なかなか充実した2時間の対話でした。最後に主催者の代表が、「頑張ってほしい、健闘を祈る」と、述べてくれました。

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■ 大阪市北区中之島

関西の2番目は、大阪市北区中之島。岬町から70キロ、車で1時間半の行程。途中、コンビニでヤキソバ、おにぎり、サンドイッチ、お茶を買い込み、車中で飲食しながらの移動です。行脚中の食事は、幕の内弁当やラーメンが多かったのですが、この日は渋滞に巻き込まれ、よりインスタントな昼食になりました。

会場は大阪のど真ん中、中之島にある「グランキューブ大阪」で、ここは、サミットの大阪開催を見込んで建てられた、黒川紀章氏設計の国際会議場。室内は、主催する倫塾のメンバー席と、一般 参加者の席に分かれそれぞれ15人、30人が参加です。一般席の最前列には、聴覚障害者の方々が、手話通 訳の方を同行して座っています。

倫塾というのは、1年前に設立された人材養成講座のひとつで、半年ごとに20〜30代の有為の人を募っているといいます。この日の標題は、倫塾・次世代リーダーをめざす会主催「日本におけるリーダーシップの在り方」。

「いままでの行脚の中で、最もアーバンな会議だ。同じ問題を論じても、場所によってニュアンスが異なる。対話が楽しみだ」と、切り出しました。

「自立した政治家の政治が望まれている。数でまとめた政治安定に、国民は反発している」と、まず主催者のテーマに即して話し始めました。続いては、行脚でいつも訴えている、「個人と企業が、伸び伸びと活動できる小さい力強い政府の実現」「技術革新、基礎科学の発展で、フロンティアづくり」「技術移転力が、これからの国際政治を動かす」「日本人の価値観の根っこには自然崇拝がある。それをアイデンティティとして、日本型生活様式を築こう」などを語りました。そして、「自信を持ち情報発信すること、自分の考えをしっかり持つことが、リーダーの条件」と、結びました。

以下は対話の概要です。

Q: 行脚で一番印象に残ったことは。
A: 従来の自民党支持者ではなく、有権者の55%といわれる無党派層の人たちと、話し合いができた。
   
Q: 世代交代論について。
A: 中曽根さんの時代から、世代交代は有力な政治スローガンだった。世代交代を否定するものではないが、ただ単に世代交代すれば良いというものではない。年寄りが悪い、執行部が悪い、大蔵省が悪いとの責任転嫁の歴史だった。その政治家が何を考え、何を主張するかが問題だ。
   
Q: 若い人を育てるべきだと思うが。
A: その通りだが、若い人も、知的な信念を持って、自分で育っていかなければだめだ。若手もシニアも高邁な理念を持ち、それを主張してこそリーダーとなれる。
   
Q: 政治家が明確なビジョンを示せない理由は。
A: 吉田茂さんの敷いた、自由主義と経済発展というレールがしっかりとしていたから、考えないで済んだ。現在はテーマがむずかしくてまとめきれない。
   
Q: 移民政策について。
A: 単純作業労働者の前に、専門技術労働者と、科学者・研究者をまず受け入れるようにする。大阪はアジアのセンターになるべきだ。博多は着々と準備をしている。
   
Q: 政治家と党の意見が食い違った時はどうするのか。
A: 党議拘束なしの、クロスボーティングにしなければ動かないこともある。臓器移植法案などが最近の例だ。ただ、政治家の方が逃げに使う場合がある。消費税などについて、自分は反対だが党が決めたのでという風に。いい食い違いか、悪い食い違いかは、国民が見定めるしかない。
   
Q: 加藤さんはこれからどこへ行くのか。
A: まだ結論を出していない。自民党のシステムが回復可能なものか、いまじっと考えている。

ここからは、一般参加者も対話に加わりました。

Q: 緊急かつ具体的な政策は。
A: 景気回復のための財政出動をやめると、決然と表明することだ。不安感にもとづくデフレスパイラルに入っているからだ。指導者が本気で取り組んでいる姿勢を示すことだ。これ以上借金しないとはっきり言えば、外国も注目する。公共事業にも思いきったメスを入れる。
   
Q: 世代交代は売名行為では。
A: 内容が伴わなければ、いずれ崩れる。
   
Q: 加藤政局には感動した。政治家一人一人が具体的な政策を発表し、論争してほしい。
A: 理屈はともかく、数だという意見が横行している。だが、国民は変革に向けての政治家の意見、主張を聞きたがっている。これからは、個性を持って表現できる政治家の時代だ。

帰り際に、聴覚障害者の人と親しく交歓しました。私がこれまでに、ハンデのある方々の政策ニーズを多く取り上げてきたせいか、親しみをこめて話しかけられ、困難を乗り越え頑張るようにと、かえって激励されてしまいました。

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■ 滋賀県伊香郡高月町

3番目の訪問地は、滋賀県伊香郡高月町。大阪・中之島からは、新幹線、快速、在来線と2回の乗り継ぎです。途中、長浜駅でホームの立ち食いそばを食べたい衝動に駆られましたが、そこは不慣れな旅人、乗り換え時間が気になり、断念です。車中、ホームページを見て大津から参加するという婦人に出会いました。1年ほど前に、ご主人の転勤で、こちらに来たとのこと。以前、どこかで私の講演を聞いたことがあり、懐かしく、参加を主催者に申し出たところ、入場券を送ってきたといいます。この行脚で、入場券を発行したところは、おそらく、ここが初めてでしょう。

高月は、駅前に何にもない町でした。商店も、コンビニも呑み屋もなく、すぐに住宅です。迎えにこられた、主催者の医師・岩崎良昭さんに案内され、徒歩で会場に向かいましたが、途中、立派な家並みに驚かされました。昔、ここは北陸と近畿、東海を結ぶ、交通 の要衝、行商人の行き来で賑わいを極めたといいますから、家作にも、その名残があるのでしょう。

会場は、高月区コミュニティセンターの畳敷きの大広間。行脚をネットで申し込まれたのは、岩崎医師が主催する、「愛の助け合い塾」。この塾は、地域の困っている人を、お互いに助け合い、人にやさしい地域を目標にしているボランティア組織。この日の参加者は80名以上で、半分以上が、岩崎さんの知らない、飛び入りの人だったようです。

「先生とは、先に生まれ変わらなければならない人のこと。加藤さんは後々、先生と呼ばれる人だ」と、岩崎さんがあいさつ、私も、「代議士とは、代わって議論する士(さむらい)」と受け、会は始まりました。

「この1年で、国民の政治意識は大きく変わった。多くの若い人が、次の選挙には行くと言っている。この国は、いま、システムが固くなって、発展が阻害されているが、政治家には構造を改革する力がない。国民が選挙で、方向を決めるしかない」と語り、続いていつもの、「小さい政府で伸び伸びやれる社会の実現」「科学技術の振興と産業発展」「日本人の生き方の回復」を訴えました。

以下は対話の概要です。

Q: 自民党の後継総裁は、誰が決めているのか。
A: 田中角栄さんのような、影の実力者は、いまいない。だからまとめきれないというが、今の時代はまとめる必要はない。オープンにやればいいだけだ。
   
Q: リサイクル法について。
A: メーカーの回収責任が、進んでいる。
   
Q: 株価の低下、財政破局に対し、政治は何をやってくれるのか。
A: 経済は9月に向けて、ますます悪くなる。政治の中心にいるものが、GNPが2〜3%下がるくらいの痛い手術をやると、はっきり言うべきだ。問題の先延ばしが一番いけない。抽象的でもいいから、総理が構造改革をやると、宣言すべきだ。
   
Q: われわれは、地球資源を使い果たしてきた。これからの論点は、大量 生産、大量消費を続けるかどうかだと思うが。
A: 人生の楽しみをどこに見つけるか、その議論をすべき時にきている。フローの豊かさからストックの豊かさへ変われなかったが、これからは、自然を生活に取り入れることに豊かさを求める、クオリティ・オブ・ライフの方向になる。
   
Q: 輸入野菜対策は。
A: セーフガード(緊急輸入制限措置)を考えている。
   
Q: 大型量販店の進出で、商店街がどんどんつぶれている。
A: グローバリゼーションで何もかもいいのか、地域のかたまりがなくなってもいいのか、真剣に議論する必要がある。商店が専門化し連合すると共に、魅力と個性を持って、消費者の足を止められるかどうかがカギだ。
   
Q: 中央から地方へ、大から小へ、官から民へと変わりつつある。
A: 確かにそうだ。財政再建のポイントも、地方の判断だ。
   
Q: この急激な変化は、外圧によるものか。
A: いや外圧ではない。国民自身が、この国を何とかしなければと、真剣に考えている。
   
Q: 医療でも改革できるものがある。例えば、アメリカ製の器具や薬は、輸入されると何倍にも跳ね上がる。これを是正するだけで、年に2兆円は浮く。
A: 調べてみたい。薬価を切り詰めてきたが、外国がブラインドになっているとしたら大問題だ。
   
Q: 介護保険制度は見きり発車だ。ケアマネージャーならぬマネーマネージャーになっている。見直しはいつするのか。
A: 制度は始めてよかったと思う。最初から100%のものはできない。いろいろ問題が出てきていることは承知している。やってみなければわからないこともある。必死に議論していい制度にしていきたい。
   
Q: NPOの支援体制について。
A: 所得控除や相続もできるようにした。介護保険の資金がNPOで使えるようにするのが、次のテーマだ。NPOにも専従職員は必要、給料も払っていい。だが情報はオープンに。
   
Q: ドラマは続くか。
A: 続くでしょう。

予定の時間が来ました。やおら、岩崎さんがラジカセのスイッチを入れます。どこかで聞いたような演歌風の曲が流れてきます。「この歌をみんなで歌って、加藤さんを送り出しましょう」と、岩崎さん。曲は山上路夫・作詞、木下忠司・作編曲の、「あゝ、人生に涙あり」、人気時代劇テレビドラマ「水戸黄門」の主題歌です。

「人生楽ありゃ苦もあるさ 涙のあとには虹も出る 歩いてゆくんだしっかりと自分の道をふみしめて」

参加者のみなさんが、全員歌ってくれています。私は、感激しました。それにしても、選曲のみごとさには脱帽です。11月政局から、いま続けている行脚までを、ずばり言い当てられたようです。そして何よりも、このやさしさ、明るさが、ありがたく、素晴らしいと思いました。私は、さらにマイクを握り、「大きな力をいただいたことに、感謝します」お礼を述べ、会場を後にしました。

外はもうとっぷりと暮れていましたが、私は少し、この町を歩いてみたい気分にかられていました。

 

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加藤紘一のレポートへ

     主催者レポート@滋賀県高月町
 

日本の民主主義はどうなってしまったのか。「観客型民主主義」政治家が俳優なら、国民は観客、観客でしかなかった。しかし21世紀は「演出型 民主主義」にならなければならない。すなわち、国民がシナリオを書き、 政治家が演じる。全国行脚という加藤代議士の行動は、国民の生の声を、国政に反映するという21世紀に即した行動であり、いよいよ「演出型 民主主義」の始まりを予感させてくれるものであった。  

待ちに待って、加藤代議士をお迎えし、「21世紀の日本を熱く語り合う会 日本再生に向けて!!」を開催した。テーマを経済、社会保障、地域作り(NPOを含めて)に絞り討議した。限られた時間であったので、テーマ を絞ったことが結果的に良かった。

日頃の地域での生活より感じる問題点を参加者が加藤代議士に直接ぶっつけられ、代議士もどの質問にも率直にお答えされ、そこに代議士の真摯な姿を拝見できた。日頃から、幅広い分野の勉強をなされていることが読み取れた。経済問題では、地域に大型店の進出により、地域の商店街が経営難に追い込まれ閉店。老人の買い物の場がなくなっていること。

福祉問題では、年金が高齢者に渡らず、若夫婦が管理し、介護保険が受けられていないなど、高齢者の人権が侵害されている現実を指摘。

これらの問題は永田町だけでは知る余地もないことであったろう。

人は人を評価する際、その人自身よりもその人の環境の変化により、 その人の評価が変わることが多々ある。今日の加藤代議士も、加藤政局の際の加藤代議士も全く同じであり、ぶれるところがなかった。加藤代議士は少しも変わっていないのに、周りの変化だけで、評価が変わるのは如何かと思う。本当に変わってしまったのは誰か?その答えは明らかである。

人は人を見る時、その人の本当の姿をみなければならない。環境の変化により、その人の本当の姿が見えなくなることこそ恥じるべきではないだろうか。今回の全国行脚を終え、加藤代議士こそ日本の未来を託したいと思える政治家であると確信出来た。今後各地へ全国行脚されるが、加藤代議士をぜひ自分の目でみて、判断してもらいたい。

     主催者レポート@大阪市北区中之島・倫塾
 

倫塾とは、22世紀に「この地球が、世界が、社会が、生活が、如何にあるべきか」を 各自が構想し、各自が最も得意とする方法で実践することをめざす、日本で初めての総合的な「塾」です。倫塾の理念である「次世代リーダーの育成」に関わる諸問題を、多面 的・実践的かつ知的に楽しく議論し、参加者の次世代リーダーとしての成長に資する「知の創造・発信の場」とすることを目的にしております。倫塾ではこれまでに、次世代リーダーの条件と題し、野中郁次郎氏(一橋大学大学院教授)、伊藤幸人氏 (新潮社編集長)、堀場雅夫氏(堀場製作所会長)、金井壽宏氏(神戸大学教授)、川勝平太氏(国際日本文化研究センター教授)を交えた講演会および塾のカリキュラムでリーダーシップのあり方を真剣に議論してきました。今回は、日本におけるリーダーシップのあり方について、加藤紘一氏をお迎えし、ディスカッションを行いました。

加藤氏は、昨年に森政権の存立を問う行動を国民注視のなかで果 敢に起こされましたが、ディスカッションの中で、議員個人の意見と党の意見が相反した場合、議員はいかに対処すべきか、という今後の議員のあり方を問う質問に対し、臓器移植等の問題については党の方針に従うのではなく、議員個人の意見を尊重し、こうした問題以外については議員は党の方針に従わざるを得ないであろう、とのご回答でありました。但し、「私は反対だけど党の方針だから」「大蔵省の責任だから」といったエクスキューズは通 用しない旨、また1度や2度、有権者は騙されても最終的には選挙において有権者の審判を仰ぐことになる時代が、今まさに到来したこと、今こそ議員個人が自身の政策ビジョンに責任を持ち、自立した議員のあり方が求められていることを示されました。

倫塾では過去のディスカッションの中で、リーダーの要件としてリスク・責任をとれること、ビジョンを提示できる事等が議論されています。加藤氏の言葉にあるように、日本国を担う議員にも政策ビジョン、その達成に向けたリスクテイクが要求されていると考えます。今回は国政の第一線でリスクテイクを行い、行動を起こされた加藤氏より、かかるリーダーシップ論をお聞きできたことは、倫塾がこれまで行ってきたリーダーシップ論が政界においてもあてはまることを確認することが出来ました。今後も倫塾では引き続き、次世代リーダーの条件を探求し、かかる人材の輩出に尽力したいと考えます。このたびは大阪の地までお越し頂きまして誠に有難うございました。

 


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