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2003年2月25日収録 ご無沙汰しております。 さて、10日ほど前、私の住んでいる山形県の鶴岡市を中心に庄内地区全体でボランティアの全国大会が開かれました。その実行委員をしておるメンバーの中に私の知り合いも多かったものですから、いくつかの分科会をのぞいたり閉会式に参観したりしました。全国から1000人ほどのボランティアが集まって、大変活気のある熱心なまじめな討論が行われておりましたけれども、どこかひとつ一抹の寂しさが漂っていました。それは今回の34回の大会を最後に全国大会は終わってしまうという事で、これからはボランティアからNPOの時代になったんだという参加者の声でした。「それは同じ事じゃないんですか?」と言ったんですが、ちょっと違う所があると。「自分の手弁当・ポケットマネーで、善意に基づいてやってきたボランティア活動と組織的・法に守られた優遇税制もあるNPO活動は、ちょっと違うんです。」と言う人もいました。しかし三十数年にわたるボランティア活動の成果があって、その発展としてNPOの法案を我々一生懸命推進しましたし、支援税制も考えてきたわけです。新たな発展というふうに考えるべきではないでしょうか。自己実現のための戦略的な変更というふうに前向きに考えていいことだと思います。私がNPO活動を重要だと思うのは2つの理由があります。 1つは兼ねて私が言いましたように日本の社会というのは近代世界史の中で最も効率よく成功した社会主義国家みたいなところがあります。変えていかなければなりません。しかし、あまりにも自由主義・市場経済的になっていきますと、個人の自己責任では賄いきれない、覆い尽くす事の出来ない、ある部分が生じてきます。そこはコミュニティとかNPO活動の中で埋めていかなければならない。それでない限り政府はますます大きくなっていく、自治体さえも大きくなって行くのだと思います。 2番目に、最近の地方のコミュニティを見ますとかつて色々活動しておった町内会だとか学区内の活動だとかPTA活動、それから青年団・農協青年部そういったものがだんだん薄れてきました。特に地域全体の活動は高齢化社会に伴い、年配の方々がリーダーなものですから二十代・三十代の人達がなかなか参加できません。そこにNPO活動というものが必然的に広がっていくのであろうと思いますし、それは支援していかなければならないのではないかなと思います。 新たなNPO活動の発展をみんなでサポートしていくべきだと思います。
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