7日の金曜日、小沢一郎氏が民主党の党首に選出されました。 民主党は、結局「自民党的な剛腕さ」に頼ったなというのが第一印象です。おそらく、これからますます自民党と民主党の差というものが見えなくなっていくと思います。政策的にもほとんど同じだし、対中関係を中心としたアジア外交の改善と、市場主義批判という、自民党内部で行われている総裁選の議論、ある意味では、小泉路線批判と同じことを、これから小沢さんはやっていくでしょう。どうしても、民主党の自民党化といった印象はぬぐえません。これでいいのだろうかという気はしますが、民主党の将来のため、現状では背に腹は変えられないということでしょう。 菅さんに期待されるのは政策論争ですが、今、民主党の人たちが小沢さんに期待しているのは政局運営。ですから、かなり激しくやってくるでしょう。審議拒否、国会空転なんてこともあるかもしれません。 ここでちょっと面白い小泉・小沢比較を──。ふたりとも同い年(昭和17年生)。慶應大学卒で二世議員。共に口数多くない“ワンフレーズ・ポリティクス”。でも小沢さんの場合は法学部出身だから、法律的・政治学的“硬派ワンフレーズ”。一方、小泉さんは、歌舞伎・オペラ好き、音楽好きで“軟派ワンフレーズ”。硬軟ワンフレーズ競争になるんでしょうね。 小沢氏は、9月までにそれなりの実績を残さないとなりません。これからの3ヵ月は緊張した3ヵ月になるはずで、自民党も安閑とはしていられないでしょう。