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平成18年3月6日掲載

第1回
イラクへの無関心と送金メール問題の過熱

イラクでは、スンニ派とシーア派の闘いが続いている。現在、米軍など多国籍軍と過激派との暴力の応酬は一応沈静化しているが、イラク国内の対立の根は深く、次期政権発足のための本気の妥協の見通しは立っていない。
連日、数十人もの人が命を落としている。冷酷にいえば、こんな国内の根本的な宗派対立の構造があったからこそ、あのサダム・フセインという強引で冷酷な指導者が必要だった。彼がいてやっとあの国は治まっていた、という側面があることは否定できまい。「それを倒してしまったら、収拾の仕方が難しい」とパウエル前国務長官は、ブッシュ大統領が戦争を始める際に慎重論を唱えたとの報道があった。戦争をやってみて、まさにそれが見えてきたのが現状である。

今、日本のなかで、イラクの状況に関心を持っている人はどのくらいいるだろうか。自衛隊もおそらくこのまま静かに帰ってくるだろう。一体、ブッシュのイラク戦争とは何だったのだろうか? 新聞の見出しも小さくなり、読者の関心も低くなっているなか、イラク国内の対立による死者の数だけは止まらない。
サマワでも、スンニ派が準備した武器弾薬が見つかり始めたようだ。このイラク国内の対立が激化することで、自衛隊の撤退に影響が出なければいいと心配している。早く無事に帰ってきてほしいと思う。

一方、民主党が窮地に立たされてしまった送金メール問題。最近の各紙はこぞってこの問題だけを取り扱っている。私は自民党員なので、民主党の立場が弱くなることには「よしよし」と思っていたいところだが、それよりどうしてあんな初歩的判断ミスをするのか……と情けなくなってしまう。政治の世界での闘いは、相手も手ごわく、共に激しく論争してはじめて勝利の満足とか、互いに相手の健闘をたたえあえるものだ。マスコミでの風だけの政治をやっていると、こんな情けないことになる。また、民主党の後任国対委員長に渡部恒三氏が就任するという。国会ではなんでも起こりうる。

 

第21回
欧州中銀57兆円の資金投入に不安

第20回
韓国の大統領選に思うこと

第19回
北朝鮮と福田首相の微妙な関係

第18回
基礎年金の全額税法式は慎重な議論を!

第17回
年金問題が相次ぐ今こそ、社会保障番号について話し合うべき

第16回
中国の偽装食品は50年前の日本

第15回
日本版NSCは果たして機能するのか?

第14回
いまだ「出口なし」のイラク泥沼情勢

第13回
「造反組」復党問題で、自民党が渡る危うい橋

第12回
対北朝鮮政策と日本の今後とるべき道

第11回
再チャレンジ政策で救われるのは誰?

第10回
キャノン偽装請負事件と再チャレンジできる社会

第9回
北朝鮮のミサイル発射、防衛庁は知っていたのに…

第8回
プレスリー邸での小泉総理

第7回
就学援助を受ける小中学生激増、その背景にあるものは?

第6回
子どもの命が次々と狙われる、世も末の時代がやってきた?

第5回
1.「商売」と「政治」は別モノ?
2. イラク・ボディ・カウントとキッシンジャーと

第4回
イラク問題で追い詰められるブッシュ政権と日本の無関心

第3回
小沢さんは民主党をどう導いていくのか?

第2回
1. イラクは内戦状態なのか否か?
2. ウィニーの作り手と使い手、功罪はどこに?

第1回
イラクへの無関心と送金メール問題の過熱

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