加藤紘一オフィシャルサイト掲載日:平成19年7月10日
加藤紘一新刊発売のお知らせ
強いリベラル カバー写真 ワーキングプアやニート、寄る辺なく浮遊する人々。格差を根本からくつがえすためにも、今の日本に必要なのは「強いリベラル」である──。日本経済の問題点を根本的な仕組みから明らかにして、理想の社会とは何か、政治に何ができるのかを示した、加藤紘一のいちばん新しい政策論が分かる本。ぜひお読みください。
  • 書籍名:強いリベラル
  • 著 者:加藤紘一
  • 出版社:文藝春秋
  • 頁 数:240ページ
  • 価 格:1,600円(税込)
  • 発刊日:平成19年6月30日
  • ISBN:978-4-16-369240-1

出版記者会見
平成19年6月26日、出版に前日にマスコミ各社を招いて記者会見を行いました。
会場には、後藤田正純先生、古川禎久先生が“推薦人”として応援に駆けつけてくださいました。そのときに加藤がお話しした内容を、ここでご紹介します!
● 会見内容の要約

「強いリベラル」は、自分の居場所と自分の考えで生きていける共同体が土壌となる
 今、「市場原理主義」はいやだが、旧左翼もいやだという保守層の受け皿がありません。その受け皿として、保守に基盤をおいたリベラルの旗を掲げたい。その政策アジェンダともいうべきものが『強いリベラル』です。
「リベラル」とは、他人を気遣う心と言うこともできます。思いやりで形成される地域の「共同体」が根をはり、それぞれの人が「居場所」を見出したとき、日本の社会は再び強さを身につけることができるのではないでしょうか。本当の強さを見つけられるのは、私たち1人ひとりが他人の判断に流されずに自分の考えで生きていける社会です。

市場原理主義一辺倒にもの申す!
 本書と自民党の主流派との最大の違いといえば、「市場原理主義」にどう対応するかです。なかでも、教育は政策の最大のポイントとして重視しました。
 少子化と、それによる日本の力の長期的衰退が心配されていますが、教育の衰退の原因には、教育の分野に「市場原理主義」を持ち込んでいることにもあります。地域や家庭環境の格差による教育機会の不平等は広がる一方。公立小中学校への学校選択制導入は、地域崩壊を招きかねません。
 たとえばフランス・ドイツでは、大学は無償で学ぶことができます。しかし日本では、国立・公立の大学の授業料は私立とほとんど変わらず、しかも奨学金は全て貸与の形。こうなった背景には、貸付利率をマーケットメカニズムに任せ、回収の難しい相手には高利で貸せという主張が政府の経済諮問会議でなされたこと、その結果としての2006年の骨太の方針があります。
 「強いリベラル」は、国家予算を教育に重点配分し、公立の質を高め、「機会の均等」を保障し、優秀な人材を国民の全ての層の子弟から募り、長期的な国家の成長を指向します。

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