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自由への攻撃

加藤紘一です。 驚くべきテロのニュースをモスクワで聞きました。
私は7日からのロシア訪問の最後にゴルバチョフ氏を訪ね、1時間半にわたって充実した会談をしました。
アメリカでのテロのニュースは、まさにこの会談の直後に飛び込んできたのです。事件発生からは、15分後のことでした。
私はすぐホテルに帰り、CNNやBBC、NHK海外放送を見続けました。CNNは、America on attack (アメリカへの攻撃)とタイトルを出していました。
しかし、今度のテロは、それ以上に全世界の自由と平和に対する挑戦と考えるべきです。
世界中の普通の生活をしている人や、普通の経済活動をしている人が、日常の生活を脅かされることになったからです。
例えば、世界旅行を老後の楽しみにしていた夫婦にも飛行機に乗るのに大きな不安がつきまとうことでしょう。
報道によれば、今回のアメリカでのテロ事件で、死者は数千人に及ぶと推測されています。
未曾有の大災害となった阪神大震災での死者は6千人余り。
今回のテロがいかに膨大なものであるか、よくわかります。
また、東京株式市場の大きな下落が世界中のニュースになっています。
それでなくとも弱くなりつつある国際経済に大きなショックを与え、追撃ちをかけることになりました。
経済の立直し。テロへの対処。危機管理の在り方。私たちの目の前には難しい課題がつきつけられました。
まったなしで、全力で取り組まなければなりません。
モスクワの後、ロシアの古都サンクトペテルブルグで一泊する予定でしたが、とりやめて、これから東京に帰ります。
モスクワ空港にて
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